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本校は昭和37年11月、新潟県の女子教育振興という大きな期待を背負い、普通科・商業科を併設する「県立新潟女子高等学校」としてその歩みを始めました。開校当初、新校舎が完成するまでの約1年半は、生徒たちが市立万代小学校と長嶺小学校の校舎を借りて学ぶという、苦労と希望が入り混じった日々からスタートしました。その後、昭和49年の学科改編と男女共学化を経て、現在の「県立新潟江南高等学校」へと改称。幾多の変遷を重ねながら、令和5年には創立60周年という節目を刻んだ、歴史と伝統を誇る進学校です。
教育目標には「明朗健康にして、高い知性、強い意志、豊かな情操を備えた人格の完成を目指す」を掲げています。私たちは、知・徳・体の調和がとれた豊かな人間性の育成を教育の柱としています。生徒の多くが大学進学という高い目標を掲げる一方で、部活動や学校行事にも全力で打ち込み、かけがえのない三年間を謳歌しているのが本校の大きな特色です。
校訓である「恵温(けいおん)」には、特別な由来があります。この言葉は開校に際し、本県(旧下田村、現三条市)出身の世界的な漢学者であり、文化勲章受章者、そして『大漢和辞典』の編者として知られる故・諸橋轍次(もろはし てつじ)先生に選定していただいたものです。中国最古の詩集『詩経』の「燕燕」という詩にある「温且恵(温かにして且つ恵に)」という一節を、先生のご了解を得て「恵温」とし、明るく落ち着いた人格の豊かさを表す言葉として大切に受け継いできました。
この素晴らしい校訓と教育目標のもと、生徒たちには「自ら考え、判断し、覚悟を持って行動する」という主体性を身につけてほしいと願っています。自らの志と目標に向かって、しなやかでたくましい精神力を持ち、自ら描く未来へと力強く歩んでいくことを期待しています。
私たち教職員一同は、生徒一人一人の個性と真摯に向き合い、本校での学びに自信と誇りを持てるよう、日々の教育活動に情熱を持って取り組んでまいります。
令和8年4月 校長 稲川 俊啓